2007/07/20のBlog
[ 00:08 ]
[ もとまちアート海廊(ウォーク) ]
7/1、「もとまちアート海廊」のオープニング時に行われた「もとまちアート・シンポジウム」の様子をテキスト化しました。以下、何回かに分けて連載してまいります。
*****************
金藤美智子:
エーコさん(※出展作家。シンポジウム直前に衝撃的なパフォーマンスを行った)の後でとってもやりづらいんですが、それ以上に盛り上がっていきたいと思います。それでは、アートにまつわるシンポジウムということで、こちらの方でいろいろとお話をしていただきたいと思うんですが、今日は街のスピーカーでも流れているということで、堅苦しいシンポジウムではなく、おしゃべりの延長という感じでやっていきたいと思っています。
では最初に、簡単な自己紹介と今日のシンポジウムに対しての意気込みのようなものを一言ずつ、聞かせていただきたいと思います。
私は今日の進行役をつとめさせていただきます、もとまちアート海廊コーディネーターの金藤美智子です。よろしくお願いいたします。
高梨英行:
みなさん、こんにちは。今日のアートウォーク、本当にたくさんおいでいただきまして、ありがとうございます。私は本町で「器の郷 ひろ埜」という伊万里焼の専門店をやっております、高梨英行と申します。よろしくお願いいたします。
今回、若い芸術家の方々とすばらしいジョイントを組むということは、本町のよさとあいまって、新しい商業形態も生まれてくるんじゃないかと期待しております。
伊勢誠一:
同じく、本町通りの御釜神社前で、「やまだ屋」という昔なつかしい駄菓子屋をやっております。お帰りの際にはどうぞ、くじ引きとか、たすけとかやっておりますのでご覧ください。
私も同じく本町通りまちづくり研究会の方で、街の中で、楽しさ、うれしさをいかに表現してお客さんに喜んでいただけるかなというような感じでいろいろ考えていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
只野敏雄:
えー、みなさん、こんにちは。本町通り、壱番館の中で靴屋アンド足屋をやっております、只野と申します。楽しく仕事をしていくのが幸せだなといつも思っています。お客さん来ないとか、街がさびれていくということは、先ほどの歌(※シンポジウム前のエーコ氏によるパフォーマンス)じゃないですけど、「あー」と言いたくなるような生活はしたくないと常々思っています。
門脇篤:
仙台在住のアーティストで門脇と申します。もともとは絵を描いていたんですが、その後、街の中でアートをするという形態に移っていって、街の中でアートを飾る場までつくっていくというプロジェクト・アートというようなものを最近やっていて、そんな中で本町の方とお会いすることができ、今日このようなことになったというしだいで。きっと梅雨時にもかかわらず、今日こんなに晴れたのはみなさんのおかげじゃないかと思っています。
佐藤幸三:
「美術計画」の佐藤と申します。「美術計画」は30人ほどの作家さん含めて、建物の中でいろんなことさせていただこうと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
金藤:
ありがとうございました。今ご紹介いただいたみなさんとごいっしょに、今日はお話をしていきたいと思います。
まず最初は、今日、塩竈じゃないところからいらっしゃったという方、どのくらいいらっしゃいますでしょうか。一番遠くから来たんじゃないかという方、いらっしゃいますか? みなさん、仙台から?
塩竈じゃないところからいらっしゃった方も大勢いらっしゃると思うんですが、なぜではこの塩竈でアートをすることになったのか、というあたりのお話から、門脇さん、ぜひお聞かせ願いたいのですが。
門脇:
塩竈というのは、どうしても通過点といいますか、仙台から松島あるいは石巻へと遠出する途中にある街で、本町通りまで入って来ることはほとんどなかったんです。ところが、鳴子の方たちとアートをする機会があって(※「GOTEN GOTEN アート湯治祭」のこと)、この鳴子の方たちが塩竈のみなさんを紹介してくれた。そういったご縁がご縁を呼んで、こちらへ来ることになりました。
もちろん、紹介してもらったからといって、そこに突然アートが生まれるわけではなく、塩竈のみなさんが培ってきた、例えば商店街の両側に大漁旗を掲げる企画、これを3年にわたってすでに繰り広げられていた、この上に、じゃあもうひとひねりしてはどうか、ということで、提案させていただいたところ、いいんじゃないかという非常に広い心で受け入れてもらい、始まったのが、この「もとまちアート海廊」です。
どうしても成功しなくてはならないとか、これが失敗したらみんなつぶれてしまうとか、そういった余裕のないところで始まったものではなく、おもしろいことができれば住んでいる自分たちもおもしろいし、街に来てくれた人もおもしろがってくれるのではないか。半分、やせがまんも入っているかもしれませんが、そうした余裕の上に、このアート、文化というのはあるんじゃないか。そういうものに乗ってくれる余地が、この本町にはあったということなのかなと思っています。
(つづく)
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金藤美智子:
エーコさん(※出展作家。シンポジウム直前に衝撃的なパフォーマンスを行った)の後でとってもやりづらいんですが、それ以上に盛り上がっていきたいと思います。それでは、アートにまつわるシンポジウムということで、こちらの方でいろいろとお話をしていただきたいと思うんですが、今日は街のスピーカーでも流れているということで、堅苦しいシンポジウムではなく、おしゃべりの延長という感じでやっていきたいと思っています。
では最初に、簡単な自己紹介と今日のシンポジウムに対しての意気込みのようなものを一言ずつ、聞かせていただきたいと思います。
私は今日の進行役をつとめさせていただきます、もとまちアート海廊コーディネーターの金藤美智子です。よろしくお願いいたします。
高梨英行:
みなさん、こんにちは。今日のアートウォーク、本当にたくさんおいでいただきまして、ありがとうございます。私は本町で「器の郷 ひろ埜」という伊万里焼の専門店をやっております、高梨英行と申します。よろしくお願いいたします。
今回、若い芸術家の方々とすばらしいジョイントを組むということは、本町のよさとあいまって、新しい商業形態も生まれてくるんじゃないかと期待しております。
伊勢誠一:
同じく、本町通りの御釜神社前で、「やまだ屋」という昔なつかしい駄菓子屋をやっております。お帰りの際にはどうぞ、くじ引きとか、たすけとかやっておりますのでご覧ください。
私も同じく本町通りまちづくり研究会の方で、街の中で、楽しさ、うれしさをいかに表現してお客さんに喜んでいただけるかなというような感じでいろいろ考えていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
只野敏雄:
えー、みなさん、こんにちは。本町通り、壱番館の中で靴屋アンド足屋をやっております、只野と申します。楽しく仕事をしていくのが幸せだなといつも思っています。お客さん来ないとか、街がさびれていくということは、先ほどの歌(※シンポジウム前のエーコ氏によるパフォーマンス)じゃないですけど、「あー」と言いたくなるような生活はしたくないと常々思っています。
門脇篤:
仙台在住のアーティストで門脇と申します。もともとは絵を描いていたんですが、その後、街の中でアートをするという形態に移っていって、街の中でアートを飾る場までつくっていくというプロジェクト・アートというようなものを最近やっていて、そんな中で本町の方とお会いすることができ、今日このようなことになったというしだいで。きっと梅雨時にもかかわらず、今日こんなに晴れたのはみなさんのおかげじゃないかと思っています。
佐藤幸三:
「美術計画」の佐藤と申します。「美術計画」は30人ほどの作家さん含めて、建物の中でいろんなことさせていただこうと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
金藤:
ありがとうございました。今ご紹介いただいたみなさんとごいっしょに、今日はお話をしていきたいと思います。
まず最初は、今日、塩竈じゃないところからいらっしゃったという方、どのくらいいらっしゃいますでしょうか。一番遠くから来たんじゃないかという方、いらっしゃいますか? みなさん、仙台から?
塩竈じゃないところからいらっしゃった方も大勢いらっしゃると思うんですが、なぜではこの塩竈でアートをすることになったのか、というあたりのお話から、門脇さん、ぜひお聞かせ願いたいのですが。
門脇:
塩竈というのは、どうしても通過点といいますか、仙台から松島あるいは石巻へと遠出する途中にある街で、本町通りまで入って来ることはほとんどなかったんです。ところが、鳴子の方たちとアートをする機会があって(※「GOTEN GOTEN アート湯治祭」のこと)、この鳴子の方たちが塩竈のみなさんを紹介してくれた。そういったご縁がご縁を呼んで、こちらへ来ることになりました。
もちろん、紹介してもらったからといって、そこに突然アートが生まれるわけではなく、塩竈のみなさんが培ってきた、例えば商店街の両側に大漁旗を掲げる企画、これを3年にわたってすでに繰り広げられていた、この上に、じゃあもうひとひねりしてはどうか、ということで、提案させていただいたところ、いいんじゃないかという非常に広い心で受け入れてもらい、始まったのが、この「もとまちアート海廊」です。
どうしても成功しなくてはならないとか、これが失敗したらみんなつぶれてしまうとか、そういった余裕のないところで始まったものではなく、おもしろいことができれば住んでいる自分たちもおもしろいし、街に来てくれた人もおもしろがってくれるのではないか。半分、やせがまんも入っているかもしれませんが、そうした余裕の上に、このアート、文化というのはあるんじゃないか。そういうものに乗ってくれる余地が、この本町にはあったということなのかなと思っています。
(つづく)
2007/07/19のBlog
[ 23:38 ]
[ もとまちアート海廊(ウォーク) ]
2007/07/18のBlog
[ 23:32 ]
[ もとまちアート海廊(ウォーク) ]
塩竈の地酒ならなんでもそろう熊久商店ショーウィンドーには田中章博氏の油彩が展示されています。かつてこのお店のすぐ裏手も海だったことから、海をモチーフとした作品を今回のために制作されました。
(コメント:門脇篤)
(コメント:門脇篤)
[ 23:25 ]
[ もとまちアート海廊(ウォーク) ]
[ 23:22 ]
[ もとまちアート海廊(ウォーク) ]
[ 01:09 ]
[ もとまちアート海廊(ウォーク) ]
2007/07/17のBlog
[ 15:27 ]
[ もとまちアート海廊(ウォーク) ]
[ 14:40 ]
[ 塩竈ウォーキング ]
2007/07/16のBlog
[ 15:06 ]
[ もとまちアート海廊(ウォーク) ]
オープニングのテープカットが始まる3分前に一部設置したものの、完全な姿になるには至らず、その後やっと一週間ほどして完成か?と思えるかたちにまでスタッフによる(というか私による)設置作業の進んだ守屋誠太郎作品。しかし送った画像を見て作家である守屋さんから「ミッキーまで作品の一部と思われては困るのではずしてほしい」との連絡を受け、「わかりました!」とはこたえたものの、ほとんど身動きのとれないスケジュールでそのままになっていました。
しかし13日のミヤギテレビの放映を見た茨城在住の守屋さんにそのことが発覚!
どうなってるんだとおしかりの連絡。申し訳ありません~
さっそくミッキーをどけるために「塩竈・みなと祭」でにぎわう塩竈へ。すると…
どうなってるんだとおしかりの連絡。申し訳ありません~
さっそくミッキーをどけるために「塩竈・みなと祭」でにぎわう塩竈へ。すると…
現地は見たこともないほどの人出。タンヨさん前の展示場所も大人気の「くじびきコーナー」でしっかりガード。タンヨさんに聞くと、やっと一体(ミッキーの方)はずしたが、忙しくてまだ一体(ミミー)どかしてない、とのこと。てんやわんやの会場で、「では水曜にまた来ます~!」(遠のいていく声)「わかりました~!」(まわりはすごい騒ぎ)
本当に作家のみなさまには、ご迷惑おかけします。
ということで、現在は作家の意図とは異なる展示になっております(逆にミミーといっしょの本作品が見られるのは、7/18午前中まで)。
(コメント:門脇篤)
本当に作家のみなさまには、ご迷惑おかけします。
ということで、現在は作家の意図とは異なる展示になっております(逆にミミーといっしょの本作品が見られるのは、7/18午前中まで)。
(コメント:門脇篤)
[ 14:43 ]
[ 塩竈ウォーキング ]
とうとうやってまいりました、港町・塩竈の年に一度の一大イベント「塩竈みなと祭」。今日は朝からいつになく人通りの多い本町通りですが、午後になり、3時からは一帯に交通規制が敷かれ、いよいよパレードの開始です。
写真はハーレーに乗って本町通りへと乗りつけた佐藤塩竈市長。まずはこのハーレー隊が先陣を切って鹽竈神社の男坂までを走りぬけます。
写真はハーレーに乗って本町通りへと乗りつけた佐藤塩竈市長。まずはこのハーレー隊が先陣を切って鹽竈神社の男坂までを走りぬけます。
まるで活気が違うと、いつもの通りがいつもとは違った通りに見えてきますね。でもこれが本来の塩竈・本町通りだったのだろうなと思います。塩竈の方に聞くとみなさん、昔はすごく活気があったとお話になるのが、少しわかったような気がしました。
夕方、観光桟橋である「マリンゲート塩竈」へ、松島湾を一周してきた鹽竈神社・志波彦神社のおみこしを乗せた御座船が到着。おごそかにおみこしがおろされ、再び町内へと向かいます。山伏やら武士やら貴族やら、さまざまな衣装に身を包んだ大人や子供が行列をつくり、さながら時代絵巻のような世界が、出来たばかりのイオンショッピングセンターの横を通って本町通りへと進んでいきます。
(コメント:門脇篤)
(コメント:門脇篤)
2007/07/15のBlog
[ 15:18 ]
[ もとまちアート海廊(ウォーク) ]
ここでマップや各種関連企画のチラシ、オリジナルグッズなどを手に入れることができます。また、何かわからないことがあればお気軽におたずねください。
受付の方の話を聞くと、実にさまざまな方がいらっしゃるとのこと。特に印象深かったのは、展示を見て怒ってる人までいたことだそうで、本当にアートはあらゆる感情・感動を引き起こすんですねー! すばらしい。
受付の方の話を聞くと、実にさまざまな方がいらっしゃるとのこと。特に印象深かったのは、展示を見て怒ってる人までいたことだそうで、本当にアートはあらゆる感情・感動を引き起こすんですねー! すばらしい。
「くるくるアートセンター」内には30名以上の作家作品が展示され、今なお増殖中です。
宮城県美術館の斎正弘さんの作品は今日、搬入完了したとの連絡が入りました!
「くるくるアートセンター」は11:00~17:00まで。期間中無休で開いています。
(コメント:門脇篤)
宮城県美術館の斎正弘さんの作品は今日、搬入完了したとの連絡が入りました!
「くるくるアートセンター」は11:00~17:00まで。期間中無休で開いています。
(コメント:門脇篤)
[ 00:24 ]
[ ネットワーク ]
塩竈ではないんですが、「まちとアート」関係ということで。
すでに東京での公演は大成功のうちに終了しており、今後、仙台~北海道へと北上を続ける向井山朋子さんのツアー。音楽家としてだけでなく、インスタレーション・アーティストとしても高い評価を受けている向井山さんのステージが宮城・東北で見られるめったにない機会です。どうぞ足をお運びください。
ちなみに私は仙台と札幌の2公演を見に行きます。
■ 『夏の旅』仙台プロジェクト Sendai/Miyagi ■
http://natunotabi.boushi.org/
●会場 : せんだいメディアテーク1Fオープンスクエア
●日時 :2007年7月17日 19:00開演 (18:30開場)
●料金 : 前売 3000円 / 当日 3500円
●お問い合わせ先 : DAHA Planning Work TEL022-267-6622
チケット取扱所 : 141プレイガイド (141ビル4階)
2007年春のある日、東京、宮城、山形、岩手、北海道でまちの音を採集する目的で有志が集まった。砂利道を踏む足音、鬼ごっこをする子供達、ラーメンをすする音、新幹線のアナウンス、いつもは気にもかけない様々な音に耳を傾け、選択し、マイクでひろっていく。
7月に全国5地域をツアーするピアノコンサート『夏の旅』ではアーティスト向井山朋子がこのまちの音を編集し、『即興曲』を中心とするピアノ音楽のパートとして編み込んで新しいシューベルトを発表します。
(コメント:門脇篤)
すでに東京での公演は大成功のうちに終了しており、今後、仙台~北海道へと北上を続ける向井山朋子さんのツアー。音楽家としてだけでなく、インスタレーション・アーティストとしても高い評価を受けている向井山さんのステージが宮城・東北で見られるめったにない機会です。どうぞ足をお運びください。
ちなみに私は仙台と札幌の2公演を見に行きます。
■ 『夏の旅』仙台プロジェクト Sendai/Miyagi ■
http://natunotabi.boushi.org/
●会場 : せんだいメディアテーク1Fオープンスクエア
●日時 :2007年7月17日 19:00開演 (18:30開場)
●料金 : 前売 3000円 / 当日 3500円
●お問い合わせ先 : DAHA Planning Work TEL022-267-6622
チケット取扱所 : 141プレイガイド (141ビル4階)
2007年春のある日、東京、宮城、山形、岩手、北海道でまちの音を採集する目的で有志が集まった。砂利道を踏む足音、鬼ごっこをする子供達、ラーメンをすする音、新幹線のアナウンス、いつもは気にもかけない様々な音に耳を傾け、選択し、マイクでひろっていく。
7月に全国5地域をツアーするピアノコンサート『夏の旅』ではアーティスト向井山朋子がこのまちの音を編集し、『即興曲』を中心とするピアノ音楽のパートとして編み込んで新しいシューベルトを発表します。
(コメント:門脇篤)