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樹木・環境ネットワーク協会
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2007/01/25のBlog
本日(1月25日)の朝日新聞朝刊「ひと」欄に、河野昭一氏が紹介されています。

河野氏が代表世話人を務める「日本の天然林を救う全国連絡会議」では、日本の天然林の危機を訴えています。
また、昨年12月に発行されたレポート、「林野庁による国有天然林破壊の歴史と現状」-日本の林野行政機構改革の緊急性・重要性に関する見解-は、ウェブサイトからもダウンロードすることができ、森林伐採や生態系保全に関心がない人にもわかり易く書かれています。

そのレポートを読むと、過去50年余りに亘って、日本の天然林がいかにして伐採され続けてきたかが分かります。河野氏が撮影した写真も、破壊される天然林の現実を物語っています。

河野氏は、これを林野庁の「伐採行政」と呼んで、その責任に言及していますが、レポートの文中に“国民の負託を受けて日本の森林を預かる「林野庁」”という件があり、改めて国有林は林野庁のものではなく、我々国民の財産なんだと思いました。

「日本の天然林を救う全国連絡会議」は、天然林を林野庁ではなく環境省の管轄にしようと唱えていますが(それもどうなのかな、と思ったりしますが)、行政に任せるのではなく、自分達が受け継いだ財産である天然林を、責任をもって後世に残すという認識を持ちたいですね。

「日本の天然林を救う全国連絡会議」のHPでは請願署名も受け付けているようです。
2007/01/22のBlog
新しい年を迎えたと思っていたら、あっという間に1月も3分の2が過ぎてしまいました。
今年もよろしくお願いいたします。

さて、昨年5月の聚会(しゅうかい―当協会が開催している勉強会)で、日本の伝統的手法を用いた建築と森林文化について講義をしてくださった日高保氏が、鎌倉のカジュ・アート・スペースというところで、ショールームを作ります。

しかも、このショールームの建築にあたり、日本古来の伝統的な家づくりを一から、プロといっしょに体験することができるそうです!!!

聚会で日高氏の話に引き込まれた方はもちろん、聞き逃して残念な思いをしている方も是非参加していただきたいイベントです。

お問合せ・お申込み先は
カジュ・アート・スペース
〒248-0002 鎌倉市二階堂57-1
tel / fax 0467-23-3663

詳細についてはこちらをご覧下さい。
2006/12/28のBlog
今年も残すところあと数日となりました。
事務局は本日が仕事納めで、新年は9日から仕事始めとなります。

12月は聚会、子どもワクワクプロジェクト(明治神宮)、桜川中学校総合学習支援、エコプロダクツ展など、さまざまな催しや活動があり、事務局スタッフも大忙しの1ヶ月でした。

昨日は事務局の大掃除をしました。
1年前の大掃除の際に「とりあえず」置いておいた書類がそのまま出てきた、なんていうこともありましたが、机の上は心持ち片付きました。


今年一年お世話になった皆様には、厚く御礼申し上げます。
来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

事務局スタッフ一同
2006/12/19のBlog
先日、丸の内さえずり館にフェアトレードカンパニーの小野倫子氏をお迎えして、今年最後の聚会(しゅうかい)を開催しました。

小野氏が『貿易を通じたパートナーシップ』と呼ぶフェアトレードは、ヨーロッパの教会組織で始まったため、チャリティーの意味合いも強いそうです。
従って、品質やデザインが多少悪くても、フェアトレード製品ということで買われるようですが、品質やデザインに厳しい日本の消費者が相手では、そうはいきません。
フェアトレードカンパニーが取扱う衣類や雑貨は、日本の消費者を意識してデザインを施しているとのこと。
また、フェアトレードというと、バナナやコーヒー豆など、食料品の流通がよく知られていますが、フェアトレードカンパニーでは衣類を中心に商品展開をしています。
これは、食料品よりも衣類の方が、より多くの人々が生産に関わることができるからだそうです。

聚会では、フェアトレードと自然素材の関わりに焦点を当て、フェアトレード製品の厳しい基準が環境面にも適用されている話を伺いました。
生産者にとって、持続的な生産を維持するためには、土地や水や森といった自然環境が健全でなければなりません。
コットンや麻、ジュートなど、原材料となる植物への化学処理や農薬の使用を避けることはまた、そこで働く人々や地域への環境問題を回避することにもなります。

つまり、私たち消費者が、フェアトレード製品を選ぶことは、環境への負荷を減らすことにもなるのです。

聚会の参加者に、クリスマスにフェアトレード製品のプレゼント交換を計画中という方がいました。こんなアイディアもステキですね。
2006/12/07のBlog
先週の土曜日に、今年最後の子どもワクワクプロジェクトが明治神宮で行われました。

この日に実施したネイチャーゲームのひとつ、「スカイライトギャラリー」では、透明のビニールシートに色とりどりの木の葉を貼り付け、秋の森を空に再現しました。
冬の澄んだ空に赤や黄色の色鮮やかな木の葉が透けて見え、予想外の美しさに「きれーい!」という声があちこちからあがりました。

それぞれのグループが趣向を凝らした芸術作品を、みんなで順番に観賞して楽しみました。

折り紙で作ったカエデやニワウルシのタネの模型飛ばしでは、子どもよりも大人が夢中になる一面も。

来年も楽しく自然に親しむプログラムを用意したいと思っています。
また遊びに来てください。
サポーターの皆さん、どうもありがとうございました。
2006/11/11のBlog
[ 14:07 ] [ 自然に親しむイベント ]
最近、身の周りでかなり話題になっているのがGNH。
今週末に新宿御苑で開催される、第7回ライフスタイルフォーラムのテーマにもなっています。
ところで、GNHって聞いたことありますか?Gross National Happinessの略で、日本語では国民総幸福量と訳されています。

これは、ブータンのワンチュク国王が1972年に掲げた、「国家の役割は経済を中心とした発展を追及することにあるのではなく、国民の幸福を導くことである」という概念です。

ブータンでは、1960年代に先進国を手本とした開発を推進しましたが、経済発展が結果的に南北対立、貧困問題、環境破壊、文化喪失といったさまざまな社会問題を招いてしまいました。そこで、当時若干21歳だったワンチュク国王が、人の幸せを追求するGNHという概念を導入し、1)経済成長と開発、2)文化遺産の保護と伝統文化の継承・振興、3)豊かな自然環境の保全と持続可能な利用、4)よき統治の4つを柱として開発を進めることにしたそうです。

1972年といえば、折しもローマクラブが最初の報告書「成長の限界」において環境破壊に対する警鐘を鳴らした年です。
世界中が注目したこのレポートを当時の日本はどの程度真剣に受け止めていたのでしょうか。経済偏重の発展がもたらす弊害を見極め、方向転換した国と、経済発展を良しとして大量生産・大量消費を続けてきた国の差が、35年近く経ったいま、じわじわと現れているのかも知れません。

ライフスタイルフォーラムでは、NPO/NGOや企業、行政(?)が環境にやさしい生き方を発信するそうです。

詳細はこちら
さて、これからの日本に希望を見出すことはできるでしょうか。
2006/11/10のBlog
今年度最後の子どもワクワクプロジェクトの舞台は明治神宮。

紅葉した木の葉で秋の森を天窓に再現するスカイライトギャラリーや、木の実を使ったダーツゲーム、松ぼっくりのツリーづくりを行います。また、カエデの種が飛ぶしくみを実物と模型で知る「種とばし」もこの季節ならではの催しです。

ちんじゅの森として親しまれている明治神宮の森で、秋の森の恵みを満喫しましょう。